マスター版、良い感じだよ!
2009/06/12 15:56:49| 開発日記 | 鈴木 一也
いよいよマスターROMアップに向けて大詰め。
最終版一歩前のROMをプレイしたら、一回前のそれとでは演出面でかなりの向上が見られ、
ぐっと手応えを感じた。
今どうしても直して欲しい箇所を頑張って入れてもらっているので、それが入ればもうバッチグー(死語)である。
今回改めて思ったのは、弘田さんのサウンドの良さだ。激しい曲から神秘的な曲、和む曲もいいし、すっとぼけたのもあり。どれを取ってもバッチグ-!
DSでは重低音が非常に難しいのだけれど、プログラマーが頑張ってくれたおかげで
そちらの方もかなり良くなっている。
10日に雑誌とTVの取材を受ける。
電撃オンライン(WEB)
GAME WATCH(WEB)
Gpara(WEB)
ゲーマガ(SoftBank:雑誌)
共同テレビ(NHK国際放送「imagine-nation」クリエイターインタビュー)
と、一気に5社。
基本アドベンチャーゲームなので、ゲームのウリを解説するのが難しい。
やはり、ツキビトを含めたキャラの面白さに尽きるだろうか。
ストーリーを作り、モンスタースープさんにキャラ設定をなげると、こちらの予想を遙かに上回るキャラが誕生してくる。
こちらも負けじと、なるべく少ないシンプルな言葉で、そのキャラの人となり、背景までも語るよう張り切る。結果、神楽町は、すさまじくユニークな住民たちで溢れることになったのだ。
最初どんなゲームだといぶかしむ取材記者たちも、キャラのひとりひとりの魅力や、ツキビトの裏設定の話などを語る内に目つきが変わってくる。
みな最後には、面白そうだと異口同音に言ってくれた。
それと、背景画面の美しさも、みんなが認めてくれるところだ。
グラフィックチーム、かなり頑張った。
最後の取材はTVである。
残念ながら日本ではオンエアーされない。
日本の文化を世界に発信する国策番組である。
麻生閣下の『すさまじい日本』・・・ちがうな『とんでもない日本』だ!
え? 違う?
まあ、何でもいいや、その路線に沿った番組作りが着々と行われているのだ!
頑張れニッポン、頑張れワシ!
ってことで、インタビュアーは美人でナイスバディー! 何とセネガル人とスロバキア人の
ハーフで7才から日本に住んでいるベネディクトさんだ。
むむむ・・・外交官同士の禁じられた愛の結果誕生した? などと邪推する内にSNKの会議室がスタジオと化していく。
カメラ兼照明さん、音声さん、ディレクターさん、製作さんとインタビュアーさんが狭い室内に居る上に、ライティングが激しく、ムンムン暑くなってくる。
ベネディクトさんが英語で質問した後、それを日本語で言い直してくれる。
しかし、発音が非常に聞き取りやすいので、半分以上は翻訳無しで答えることが出来たゾーイ!
でも答えるのは日本語ね。
終始とてもフレンドリーな雰囲気で進行し、最後にはベネディクトさんとツキビトダンスを踊り、インタビュー終了。
たぶん、NHKの海外向けサイトでそのうちUPされるだろう。でも英語だけどね。