ケツキサカン
2009/07/02 3:52:45| 研究所員の雑記帳 | Monster Soup
一時期、食べるものに毛が入っていることがよくありました。
特に外食の時に多く、テーブルに届いた時にすでに入っていたり、
あきらかに人さまのであろう毛であったりするので、
自分の毛が入ってしまっているわけではないようでした。
あまりにもよく毛が入っているので、
なにか目には見えないチカラを感じざるを得ませんでした。
そんなある日、ラーメン屋さんで塩ラーメンを注文すると、
ウェーブ感たっぷりの毛が入って出てきました。
私も店員さんの中にも、パーマをかけている人は見当たらず、
さすがにこれは変えてもらおうと店員さんを呼びました。
毛が食べ物に入っていることには慣れていたので、
特に怒ることもなく、また、まわりのお客さんに聞こえてもなんなので、
苦笑い顔でそっと毛を指差して店員さんにラーメンをわたしました。
店員さんは、ハッとした顔をしてすぐにラーメンを引き取り、
すぐに新しいラーメンが運ばれてきました。
チャーシューとのりがたっぷりのっかって。
驚く私に店員さんはコクリとうなずき、また調理場へと戻って行きました。
もし、食べ物に毛が入ってくるこのチカラがツキビトのものだとしたら…
怒ったり、うんざりした気モチではなく、
楽しんでしまえ、という気モチによって、このようないい結果へと
結びついたのかもしれません。
最近は、めっきり毛の入った食べ物に遭遇していません。
ツキビトのチカラが日々の気モチで変化したのか、
はなれてどこかへ行ってしまったのかわかりませんが、
いい思い出となっています。